2006年11月14日
「PageRank購入」の標的となったW3Cとその結末
今日の記事は是非じっくり読んで頂きたいと思います。
私のコメントは敢えて付けません。
ネット界最大の権威であるW3Cがどのような事をしているのか、
をしっかりと読み取ってみて下さい。
ところでW3Cサポータープログラムにリンクとともに掲載するには、日本円にして年間11万円程度の寄付金をW3Cに支払うだけでOKです。月額換算にして約1万円です。外部リンク対策はもともと時間・金銭コストが多大に発生する作業であり、思い通りに”優良な”(この文脈では、PageRankが高い)ページからリンクを獲得することは困難であり、こうした観点から価値判断すれば PageRank 9 のページに対して1万円は決して高くはありません。
そこで多くのSEOマーケッターがW3Cに”寄付金”を支払って、SEO的に好都合なキーワードをアンカーテキストにしてリンクを掲載してもらい、その結果、色々なキーワードが並んだ、冒頭に紹介したようなページになってしまったわけです。
Googleはこうした対抗策の1つとして、明らかにPageRank販売を行っているサイトからのリンクを評価しない、インデックスから外すなどの対策をしているのですが、今回のW3Cに対して、どんな結果になったのでしょうか。
それは、W3Cが該当のページのMETAタグで、リンクをクロールさせない nofollow をつけることで決着がつきました。GoogleがW3Cに対して命令などできませんから、W3Cが自主的につけたものと思われますが、その結果として、無関係な(寄付金はくれるけれども支援する気がまったくない人々)が申請することもなくなりますし、検索エンジンの順位に影響力が及ばなくなるなどの貢献ができると考えたのでしょうか。
ただし、現実にこうした nofollow タグをわざわざつけてくれるサイトというのは少数派であり、むしろ新たな収益源を獲得するために積極的に(検索エンジン対策用に)リンクを販売しているサイトのほうが増加傾向にあります。先述したとおり検索エンジン対策上の問題からリンクに金銭的価値が生まれた以上、それを売買したい個人・企業が現れるのはこの世界で生活する以上は当然ですし、Googleはあくまでみんなに、お願いという要請しか出来ません。けれども売買されるリンクが増加すればするほど検索結果の適合性が脅かされるリスクは増すわけです。そこでGoogleは現在のリンク分析アルゴリズムを一歩進化させようとしているわけで、それが "Trusted Link" や "Authority" の概念といわれています。その話は次回への続きとします。
- by 柊 優
- at 07:49
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